2025年最後の叙序圓ギャラリーは、改めて本年の干支を用いた作品、押し花絵『蛇の舞』です。

本年最初の叙序圓ギャラリーの作品『天翔ける』でもご紹介したように、作者の堀野さんは書と花のコントラストが最近とても気に入っているとのこと。書道に長けた知人が多いこともあり、それぞれの書から得たインスピレーションをテーマに様々な融合作品を制作されています。
本作品はそうした知人達の中でも珍しい小学生による書とのコラボレーションです。
市の展覧会で受賞したこの『舞』という書のもつ躍動感に感銘を受けた堀野さんが、コラボレーションへの協力をお願いしたことで実現した作品です。
本年の、そして堀野さんご自身の干支でもある蛇が舞を踊りながら躍進していく姿を描いて2025年を盛り上げようとした作品で、2025年の叙序圓ギャラリーの締めくくりを飾らせていただきました。
本作品を眺めながら1年を振り返りつつ、叙序圓でのお食事を楽しんでいただければ幸いです。
【アーティスト紹介】
堀野 篤人
本業は機械設計技術者。伝統工芸鎌倉彫において教授会皆伝免許、押し花において日本ヴォーグ社のインストラクター免許を取得して、自然素材を用いた様々な芸術作品の創作に挑戦。海老名美術協会会員。
鎌倉彫は母である教授会師範の堀野孔翔に師事、その作風「構図を重視した絵画的図案に基づく木彫」の伝承を目指して雅号「研翔」を名乗る。
また押し花においては「押し花ノア」桐ケ谷恵美子先生に師事、花を育てる段階から一貫した作品作りを目指している。

