2023年2月の叙序圓ギャラリーは鎌倉彫の作品『流鏑馬(やぶさめ)』です。
本作品は作者である堀野 篤人さんの鎌倉彫創作展でのデビュー作です。
ご本人としては「ずいぶん前の作品なので技巧も稚拙で恥ずかしい・・・」とのことでしたが、2月後半から様々な鎌倉彫の展示会が始まることを記念して、この度叙序圓店内に展示させていただきました。
2月27日から2週間にわたって鎌倉彫会館にて藤孔会のギャラリー展『春の草花』が開催されます。
そして3月18日からは、全国から参加者を募って賞金も豊富な『鎌倉彫コンペティション』が大船の鎌倉芸術館で始まります。
『鎌倉彫コンペティション』はコロナで2年以上も延期となった待望の大展覧会で、全国の芸術家、彫刻家が腕を競い合う、鎌倉彫の中でも最高峰の展示会。
4日間の短い期間ですが、是非とも足をお運びください。
お帰りの際は、ぜひ叙序圓にもお越しくださいね。
【アーティスト紹介】
堀野 篤人
本業は機械設計技術者。伝統工芸鎌倉彫において教授会皆伝免許、押し花において日本ヴォーグ社のインストラクター免許を取得して、自然素材を用いた様々な芸術作品の創作に挑戦。海老名美術協会会員。
鎌倉彫は母である教授会師範の堀野孔翔に師事、その作風「構図を重視した絵画的図案に基づく木彫」の伝承を目指して雅号「研翔」を名乗る。
また押し花においては「押し花ノア」桐ケ谷恵美子先生に師事、花を育てる段階から一貫した作品作りを目指している。