今回の叙序圓ギャラリーは堀野さんのお母様である孔翔先生の作品で、鎌倉彫の『壁掛け時計』です。

元々時計としての精度は余り期待できない品だったそうですが、今回持ち込む際に誤って短針を引っ掛けて折ってしまい、現在は全く時計として機能していません。
時計としては機能しないとしても、デザインはとても魅力的です。
塗りには、本来黒漆を磨いて下地の赤を浮かび上がらせる『あけぼの』の技法を白漆に応用して、赤い実を表現するという珍しい仕上げが施されています。
この図柄については孔翔先生ご自身がスケッチしたものかもしれないとのことですが、元絵が見つからず確かなことは分からないそうです。
それでも葉の形や実の造形が鎌倉彫に良く合うため、以前からこの図案を使いたいと相談されていたそうです。
しかし元絵がないばかりか、実はそもそも描かれているのが何の植物なのかもよく分かっていないとのこと。
この葉と実の形から思い当たる植物がある方がいらっしゃいましたら、是非ご教示頂きたきたいとのことです。
ご存じの方、どうぞご協力お願いいたします!
【アーティスト紹介】
堀野 篤人
本業は機械設計技術者。伝統工芸鎌倉彫において教授会皆伝免許、押し花において日本ヴォーグ社のインストラクター免許を取得して、自然素材を用いた様々な芸術作品の創作に挑戦。海老名美術協会会員。
鎌倉彫は母である教授会師範の堀野孔翔に師事、その作風「構図を重視した絵画的図案に基づく木彫」の伝承を目指して雅号「研翔」を名乗る。
また押し花においては「押し花ノア」桐ケ谷恵美子先生に師事、花を育てる段階から一貫した作品作りを目指している。

